令和4年度 浜松赤十字 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 174 100 74 109 253 362 653 1298 1417 627
令和4年度の退院患者さんの人数を入院時の年齢で10歳刻みの年齢階級別に集計しています。
当院の退院患者さんは、60歳以上の占める割合が全体の78.8%、80歳以上が40.3%と多くを占めています。
若い世代の39歳以下は9.0%、壮年期世代の40~50歳代は12.1%です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 215 2.00 2.03 0.00 61.65
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 124 3.38 3.04 2.42 71.47
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 119 4.71 4.65 0.00 69.96
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 107 21.33 17.54 4.67 87.35
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 66 5.17 4.26 0.00 70.20
浜松医科大学医学部附属病院心臓血管外科と連携しています。
高齢者の入院が多いため、狭心症の症例が多くなっています。
不整脈など心臓病(心疾患)との関係から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の専門外来を開設し、積極的に受け入れております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 186 32.54 26.42 58.60 86.55
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 99 4.17 4.86 0.00 68.94
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 82 30.82 20.09 15.85 82.12
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 70 22.40 22.44 1.43 75.90
070010xx010xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし 49 4.14 5.29 0.00 58.08
高齢者の転倒で発症する骨折による手術のほか、手・膝の関節外科に専門性があり、症例数の多くを占めています。
大腿骨頚部骨折(人工骨頭置換術)の患者さんの場合は、地域連携パスを用いて、急性期病院における手術から回復期病院でのリハビリテーションへと専門医療機関が連携することで早期回復につながるよう努めています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 61 5.56 4.59 0.00 73.44
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 52 2.10 2.66 0.00 66.85
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 34 8.50 6.93 0.00 64.62
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 18 2.44 2.64 0.00 73.11
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 17 9.82 9.00 0.00 70.82
鼠径ヘルニアが1位、静脈・リンパ管疾患が2位、胆嚢炎等が3位となっています。症状により消化器内科と連携を取りながら診察しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 64 12.16 8.94 4.69 77.56
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 38 2.16 2.64 0.00 70.53
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 25 13.72 5.70 4.00 61.64
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 19 19.74 21.11 15.79 88.74
060335xx99x00x 胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 18 13.67 10.93 11.11 82.11
胆管結石が1位、小腸大腸の良性疾患が2位、ウイルス性腸炎が3位となっています。手術は内視鏡手術ですが、症状により外科と連携し診察をしています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 68 22.25 15.97 41.18 77.71
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 30 22.10 19.58 63.33 74.63
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 28 16.75 10.14 21.43 74.96
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 14.93 8.54 7.14 74.00
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 16.00 7.33 25.00 66.08
急性期の脳疾患をリハビリテーション部門と連携し早期対応による機能改善を図り、在宅復帰を支援します。
専門のスタッフ、相談員の配置により、介護・療養施設等回復期・維持期の施設の連携体制が充実しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 43 2.00 2.45 0.00 73.19
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 34 7.12 6.85 0.00 74.41
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし 12 4.92 5.29 0.00 60.00
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし 9 8.44 7.20 0.00 63.67
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 7 8.71 9.57 0.00 78.57
前立腺の悪性腫瘍の検査入院が1位となっています。そのほかには膀胱腫瘍手術や尿管結石などが主な疾患となっています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 26 3.73 5.89 3.85 1.42
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 あり 13 1.08 2.09 0.00 2.38
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 4.67 5.71 0.00 2.00
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 11 4.00 5.70 0.00 8.09
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 10 4.70 6.05 0.00 2.40
急性気管支炎が1位となっています。次いで食物アレルギー、肺炎、ウイルス性腸炎、喘息などの受け入れが多くなっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 3.00 3.05 0.00 72.67
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 10 29.20 13.49 10.00 83.30
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 8 16.25 21.11 0.00 87.50
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 8 9.88 8.60 0.00 80.88
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア1 6 18.67 14.34 0.00 84.17
肺疾患が上位を占めています。平均年齢が高いこともあり重症化した肺炎の患者さんの受け入れが多くなっています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 13 10.38 7.29 0.00 87.69
070010xx010xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし 12 7.58 5.29 0.00 65.33
100100xx97x1xx 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2 あり 11 51.91 46.13 0.00 77.45
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし 10 4.40 4.50 0.00 55.60
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 6 6.00 5.96 0.00 68.17
開業医や院内各診療科と連携した手術症例が多くなっています。特に皮膚科と連携した症例が多くあります。
また、乳がんによる乳房再建手術については保険適用の再建手術の実施機関として一般社団法人日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会から認定されており、外科と連携して実施しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 55 2.00 2.63 0.00 79.49
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 1 2.00 5.80 0.00 84.00
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 1 2.00 5.80 0.00 77.00
眼科は1泊入院による白内障に対する水晶体再建術が主体となっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 20 1 2 17 2 4 1 8
大腸癌 10 6 10 7 1 7 1 8
乳癌 10 9 4 6 1 8
肺癌 5 2 4 18 3 3 1 8
肝癌 1 1 1 5 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
DPC様式1の5大癌に該当するICD10分類C16$胃癌、C18$・C19・C20大腸癌、C50$乳癌、C34$肺癌、C22$肝癌のうち【がんの初発・再発】が初発"0"の症例に【UICC病期分類TNM】からStageを分類し、紐付かない症例は不明としています。
なお、【がんの初発・再発】が再発"1"の症例のうち、治療中の進行症例は除外しています。
2022年度の当院の5大癌症例の治療法は、
胃癌StageⅠ現局症例には、主に消化器内科医による内視鏡下切除が実施されています。それ以外の症例には、主に開腹による切除術が実施されています。Stageによっては、抗がん剤による治療や苦痛を和らげるための治療も実施されています。
大腸癌StageⅠからⅢの症例には、切除術が実施されており、開腹による腫瘍切除、腹腔鏡による切除、内視鏡下切除が実施されています。Stageによっては、抗がん剤による治療や苦痛を和らげるための治療も実施されています。
乳癌のStageⅠからⅡの症例には、乳房部分切除と乳房全切除が2:1の割合で実施されています。腫瘍の大きさによっては手術前に抗がん剤治療を実施して腫瘍を小さくしてから切除を実施しています。
肺癌症例は、呼吸器内科医が97.5%の症例を担当しています。Stageによっては、抗がん剤による治療や苦痛を和らげるための治療も実施されています。
なお、肝がんの症例は10件未満のため個人情報の保護に配慮しコメントは省略させていただきます。
当院では、患者さんと共に最善の治療法を計画し治療にあたっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 6 10.67 58.83
中等症 54 20.80 82.02
重症 18 31.83 89.11
超重症 6 38.83 85.67
不明
成人の市中肺炎(様式1 [肺炎患者/重症度] の 7桁目が 5)において、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢 を表示。
入院契機病名および最も医療資源を投入した傷病名がどちらもICD10コードが J13~J18$ に限定。
平均在院日数:在院日数(入院日-退院日+1)の平均値
A-Dropスコア
1.男性≥70 歳、女性≥75 歳[性別]が[1.男]で年齢が70以上 , [性別]が[2.女]で年齢が75以上
2.BUN≥21 または脱水(+)[肺炎患者/重症度] 1桁目が 1
3.酸素飽和度≤90%[肺炎患者/重症度]2桁目 が1,2 => 1 , 0 => 0
4.意識障害(肺炎に由来する)[肺炎患者/重症度]3桁目が 1
5.sBP≤90mmHg[肺炎患者/重症度]4桁目 が1

【ICD10コードとは】

International Classification of Diseases and Related Health Problems(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)の略称で、世界保健機関(WHO)が世界保健機関憲章に基づき作成した、傷病に関する分類です。世界の異なる国における傷病の状況を比較できることを目的とした標準的分類で、現在は1990年のWHO総会で改定された、第10回修正版(ICD-10)が採択されています。

市中肺炎とは、 普段の社会生活の中で罹患した肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン (日本呼吸器学会)による重症度分類(A-DROPシステム)を用いて集計しています。
当院の場合、中等症が最も多くなっています。高齢の患者さんほど重症化しやすいことがわかります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 132 30.73 79.15 42.76
その他 13 27.69 70.85 2.76
脳の血管が詰まって血液が流れなくなることによって発症する脳梗塞は、発症から早期に治療を開始すれば、麻痺などの後遺症をなくす、もしくは軽減できる疾患です。
当院では、発症後4.5時間以内の超急性期脳梗塞には、t-PAという血栓を強力に溶かす薬を点滴投与する治療を優先して実施するという厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届出をし、対応しています。
また、早期治療にあわせて、早期離床、早期リハビリテーション開始につなげて、ADL障害の軽減、在宅復帰に努めています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 147 2.21 27.22 46.26 82.64
K0821 人工関節置換術(膝) 等 89 1.20 20.20 1.12 76.10
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) 等 70 0.39 2.17 0.00 62.17
K0811 人工骨頭挿入術(股) 等 62 4.10 30.68 67.74 85.44
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 46 2.91 11.15 2.17 64.07
高齢者の転倒で発症する骨折による手術のほか、手・膝の関節外科に専門性があり、症例数の多くを占めています。
大腿骨頚部骨折(人工骨頭置換術)の患者さんの場合は、地域連携パスを用い、急性期病院での手術から回復期病院でのリハビリテーションと専門医療機関が連携を密にして早期機能回復、早期在宅復帰を目指しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 等 62 0.60 4.29 1.61 73.63
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 50 1.04 6.44 0.00 64.62
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 44 0.00 1.11 0.00 68.27
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 18 0.00 1.39 0.00 79.39
K7181 虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 等 18 0.56 6.33 0.00 39.72
1位の鼠径ヘルニア手術、2位腹腔鏡下胆嚢摘出術と3位下肢静脈瘤血管内焼灼術には専門性があり、患者数が多くなっています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 104 1.28 2.43 0.00 69.65
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 54 1.85 5.91 0.00 68.81
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 42 0.05 13.21 4.76 72.05
K597-2 ペースメーカー交換術 17 2.00 3.29 0.00 83.29
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 15 1.00 2.20 0.00 72.27
経皮的カテーテル心筋焼灼術・アブレーション治療は、心臓の拍動リズムに異常を来して脈拍数が多くなる、頻脈性不整脈等に対し行われる治療法です。 足の付け根などの太い血管からカテーテルを入れて、心臓内部の不整脈の原因となっている部分を小さく高周波電流で焼き切る治療方法も多く実施しております。
そのほかは、経皮的冠動脈ステント留置術が上位を占めています。いずれも急性心筋梗塞などに対するカテーテルを用いた手術となります。
ステント留置に関しては様々な検査を組み合わせ、治療が必要な箇所に最適なステントを装着できるようチーム医療で取り組んでいます。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 等 54 2.31 5.15 3.70 72.48
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 等 28 1.50 10.61 3.57 77.50
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 20 2.25 9.45 5.00 77.15
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) 13 1.46 13.77 7.69 77.92
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 12 1.00 5.58 0.00 73.33
1位の内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術は、外来にて大腸内視鏡検査を実施した際に、ポリープを認め切除したものです。切除後に創からの出血があった場合の対応のため、原則として1泊入院していただいております。外科でも実施しています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 等 13 1.31 8.00 0.00 86.85
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 等 11 0.91 5.82 0.00 65.45
K0021 デブリードマン(100cm2未満) 7 2.00 48.57 14.29 76.43
K0871 断端形成術(骨形成を要する)(指) 等 6 10.67 28.83 16.67 72.83
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 6 5.50 52.00 0.00 84.17
腫瘍の摘出や切除が多くなっています。
ほとんどが開業医や院内他科からの紹介によるものです。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 31 1.32 18.87 29.03 76.74
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 5 3.00 52.40 100.00 72.20
K1742 水頭症手術(シャント手術) 4 17.75 34.50 75.00 56.50
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 4 5.50 15.00 0.00 70.00
K6101 動脈形成術、吻合術(頭蓋内動脈) 等 4 23.00 18.00 25.00 57.50
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が主体となっています。
当院では、早期治療にあわせて、早期離床、早期リハビリテーション開始につなげて、ADL障害の軽減・在宅復帰に努めています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 等 33 0.97 5.21 0.00 75.06
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 等 12 1.00 2.92 0.00 60.00
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 8 3.00 9.63 12.50 67.50
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 等 6 0.00 1.00 0.00 53.50
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 4 1.00 11.50 0.00 76.00
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)、尿管結石破砕術が主体となっています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 等 55 0.00 1.00 0.00 79.49
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 等 2 0.00 1.00 0.00 80.50
眼科手術は1泊入院による白内障に対する水晶体再建術となっています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.04
異なる 5 0.10
180010 敗血症 同一 24 0.47
異なる 20 0.39
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる 1 0.02
180040 手術・処置等の合併症 同一 27 0.53
異なる 1 0.02
敗血症(MDC6:180010)、
播種性血管内凝固(MDC6:130100)、
手術・術後の合併症(MDC6:180040)、
その他の真菌症(MDC6:180035) について、
入院契機病名(MDC6)の同一性の有無を区別して患者数と発症率を表示。
入院中や手術後は免疫力が低下している場合があり、普段では感染しないウィルスや細菌に感染するなどして合併症を発症することがあります。
この指標は医療の質の改善のため、入院中の感染症や合併症の発症率を示したもので、入院の契機となった病気やケガが原因で感染症や合併症を発症した場合を「同一」、入院の契機とは異なる原因で発症した場合を「異なる」と分けて表示しています。
ただし、入院の契機が感染症を併発した他医療機関等からの紹介の場合も「同一」に含まれてしまうため、この手術・処置の場合の合併症については、他医療機関からシャント不全、シャント閉塞などで紹介され当院で受入れ、対処したものが殆どです。
当院は、手術や処置などを行う際には合併症を起こさないように細心の注意を払い施行しています。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
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