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院長挨拶


院長 俵原 敬よりご挨拶申し上げます。
 この度、前任の奥田康一院長の後任として、令和5年4月1日から浜松赤十字病院長に就任致しました俵原 敬(たわらはら けい)です。

 浜松赤十字病院は昭和13(1938)年3月に開設、85年の長い歴史を刻んでいる浜松市内で最も伝統ある病院です。平成19(2007)年11月に現在の浜北区小林に移転新築し、浜北区・天竜区・東区北部を中心に浜松市北東部の市民病院として信頼され愛される病院を目指し日々精進しております。
(2024年1月1日から浜松市行政区再編で浜名区になる予定)
 病床数は312床で地域医療支援病院、基幹型臨床研修病院、災害拠点病院の指定を受けている総合病院です。昭和49(1974)年から続く浜松方式とも呼ばれる救急医療体制の輪番制2次救急の一翼を担っています。最近では地上のヘリポートを活かし、天竜区から防災ヘリを利用した山間部からの救急搬送も増えてきています。さらに地域の診療所・病院と積極的に連携を行い、地域完結型医療を目指しています。全国に91病院を有する日本赤十字社の病院として、赤十字の使命である災害救護の準備も常に整えているところです。
 赤十字は、アンリー・デュナンがおよそ160年前(1863年)に提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界192の国と地域で活動する組織です。日本赤十字社はそのうちの一社です。
当院では
 1995年1月  阪神・淡路大震災へ救護班派遣(兵庫県神戸市)
 2004年11月 新潟県中越地震へ救護班派遣(新潟県小千谷市)
 2007年7月  新潟県中越沖地震へ救護班派遣(新潟県柏崎市)
 2011年3月  東日本大震災へ救護班派遣(岩手県、宮城県)
 2016年4月  平成28年熊本地震へ救護班派遣(熊本県熊本市)
といった国内救護活動において赤十字の長い歴史の中で築かれた「人道」が脈々と引き継がれています。
 今、世界を見渡せば、ウクライナの戦火による人道危機など世界の情勢不安、新型コロナウイルスによるパンデミック、日本では少子高齢化、異常気象に伴う豪雨災害そして近い将来起こるかもしれないとされる南海トラフ巨大地震と危機管理を考えなければならないことは沢山あります。
日本赤十字社の使命にはこう書かれています。
『わたしたちは、苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ります。』
私はこの激動の時代に「人道」を掲げる赤十字病院の使命は極めて大きいと感じております。
 大きな変革の時代にあって「当院に求められていることは何か」ということを常に考え、地域で信頼され愛される病院となりますよう努力していきたいと思っています。

令和5年4月1日
浜松赤十字病院 院長 俵原 敬