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認定看護師インタビュー③


皮膚・排泄ケア認定看護師 杉本 奈々美

浜松赤十字病院を選んだ理由は?

浜松赤十字病院は看護学校の実習施設の一つであり、実習しているなかで、この施設でやりたい看護が見つかったので当院を選びました。
やりたかった看護については、自分の認定分野に関係する内容でもあり、少しずつ関与させてもらえています。

浜松赤十字病院の職場環境はどうですか?

職種が違うスタッフともコミュニケーションがとりやすく、雰囲気のいい職場だと思います。
個々の意見を尊重してくれる上司にも恵まれ、自身の目指す看護を行いやすい環境です。

認定看護師資格を取得したきっかけは?

看護師1年目に配属された外科病棟で、初めて見るストーマに戸惑いつつストーマケアをしていくなかで自身の知識不足を実感したので、院外のストーマ講習会に参加しました。そこでストーマケアの重要性やストーマ装具の種類がたくさんあることを知り、当院の患者さんにもストーマ装具の選択肢を広げてあげたい気持ちが生まれました。
しかし、その後直ぐには何も行動を起こせずにいたところ、先輩から皮膚・排泄ケアを勧められ目指してみようと思いました。
看護師6年目で研修機関に入学したので、疾患・看護の知識や技術・経験が圧倒的に足りないことを痛感し、とても大変な思いをしました。
しかし同じ分野を志す仲間との出会いや、実習先の医療機関でのいろいろな経験など、とても学びの多い学生生活となりました。

活動の実際を教えてください

褥瘡管理者として院内の褥瘡予防・治療の管理を担っています。褥瘡患者さんだけでなく、ベッドやマットレス治療機器といった、人・もの等の全般的な管理をしています。
毎週金曜日には形成外科医師、皮膚科医師、薬剤師らとともに褥瘡回診を行い、褥瘡患者さんのケアをしています。
ストーマ管理も担当しているので、ストーマ造設手術からストーマ外来までの患者さんのフォローやスタッフ教育を行っています。
院内スタッフを対象とした研修会以外にも、院外他施設・訪問看護ステーションなどからの研修依頼や看護学校の授業など、さまざまな活動をしています。

やりがいを感じるのはどんなときですか?

自分の知識や技術を提供することで患者さんの問題が解決したときは、とても嬉しく思います。
特に認定看護師を目指すきっかけとなったストーマ管理では、管理に難渋していた患者さんの問題が解決したときに患者さん・ご家族からいただく「ありがとう」は、とても心に染みます。

これから看護師になる方へのメッセージをお願いします

看護師になりたいと思ったのは小学生の時でした。その時から「看護師」という漠然とした目標はありましたが、それ以上は何も考えないまま突き進んできました。
それでも看護学生・新人看護師時代を経て自分の目指すものが「看護師」から「看護」に変わることができました。
支えてくれるまわりの人々を大事にしながら、自分の目標に向かって突き進んでもらいたいですね。