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認定看護師インタビュー①


数ある病院の中からなぜ浜松赤十字病院を選んだのでしょうか?

私は、愛知県出身でもともとは名古屋市内の病院に勤務していましたが、ライフステージに合わせ病院の規模や住環境が希望にあう浜松市内の病院を探していました。
浜松赤十字病院を選んだ理由は、日本赤十字社の活動についてニュースなどを見ることで興味をもち、憧れのようなものもあったと思いますが、就職して2年後には新病院への移転が決まっており綺麗な病院で働くことができることも魅力的でした。
就職試験時の面談では、院長、看護部長、事務部長を目の前にとても緊張しましたが、アットホームで温かい雰囲気に気持ちが和らいだことを覚えています。

実際に働いてみて、職場環境などはいかがですか?

以前働いていた病院と、病院の規模も同程度で多くの人たちと顔見知りとなれる環境で、看護師だけでなく、医師、コメディカルの人たちと一緒に働いている実感を持てる職場だと思います。
就職してすぐ、RTという呼吸器の勉強会を行うチームがあり気軽に参加できる雰囲気もありました。RTだけでなく認定看護師の行う勉強会など、知識をアップデートさせてくれる場所が多くあり、「知りたい」「学びたい」という欲求を満たしてくれる場所です。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の資格取得を志したきっかけは?

私が看護師1年目で配属された病棟は呼吸器と脳神経内科の混合病棟で、酸素療法や人工呼吸療法を受ける患者さんが入院されていました。
最初は、医師の指示の意味や、これから患者さんがどのような経過を辿るのか予測することもできず、ただ目の前の問題に取り組んできました。しかし、医師からの指示の意味や理由を知り、治療について一緒に話したことをきっかけに、もっと呼吸器疾患や人工呼吸器、呼吸器疾患の患者さんが抱える苦痛について知りたいと考えるようになりました。
浜松赤十字病院に就職してすぐに「呼吸器の勉強会やってるよ」「呼吸ケアの講師をやってみないか」と声をかけていただき、勉強し人前で話す機会をいただきました。他者に伝えるためには、自分自身が正しく理解していないと伝わらない、患者さんへもっと良いケアを行うためには学ぶことが必要だと気づかせてもらいました。
2011年(平成23年度)より日本赤十字看護大学で慢性呼吸器疾患看護認定看護師の教育課程が開設され、仕事と両立しながら勉強ができる環境が整ったことも志した理由のひとつです。
※日本赤十字看護大学の慢性呼吸器疾患看護認定看護師の教育課程は休講中です(2023年現在)

学会発表など外部での活動を教えてください。

外部での活動は、看護学校での講師や、学会発表などを行っています。
看護学校での講師は、これから看護師を目指す学生に対し、呼吸器疾患患者の看護について授業を行っています。さまざまなガイドラインの改訂に合わせ少しずつ授業内容を変えながら、できるだけ実際の経験を踏まえて授業を行っています。呼吸器疾患患者さんが抱えている苦痛をどうしたら緩和できるか、重症化を予防するために行うケアについて一緒に考えていきたいと思っています。
学会参加や学会発表は、最新の知識を得る重要な機会です。また、認定看護師教育課程での同期の人たちと会い互いに意見交換を行うことで、日々の困りごとを共有し解決のヒントをもらったりしています。

やりがいを感じるとき(こと)を教えてください。

病棟看護師とともに行ったケアによって患者さんが「楽になった」「安心した」と言ってくださるときにはやりがいを感じます。
そして、そのケアが他の患者さんにも応用され一つの学びから多くの患者さんへのケアに活かされていると感じたとき、スタッフ教育のやりがいを感じることができます。

これから看護師になられる方へのメッセージをお願いします。

看護師を目指しているけど、「何に興味があるのか分からない」「自分が得意とすることが分からない」と不安に感じられている方も多いと思います。
私も、最初に配属された病棟が呼吸器内科でなかったら、私に呼吸器の勉強会や認定看護師制度について教えてくれる先輩看護師がいなかったら、今とは少し違う道を歩んでいたかもしれません。
でも、自分が「楽しい!」「うれしい!」と感じることを大切にすることで、辛いことや不安なことも乗り越えられると思います。
看護師として一緒に働ける日を楽しみにしています。